電電学生の脳内メモ帳.

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2020/12/11 BarraCuda HDD 4TB x2 購入

2020/12/11

 ※これは個人的な趣味の記録のために書いている日記です。他者が読むことは想定していませんのでご了承ください。稚拙な文章や内容の誤りを多く含みます。また個人が特定できる情報が含まれていることがありますが、知り合いがこのブログを見つけてしまった際はスルーしていただけると助かります。

 

  大学のZoomの録画データが400GB近くなっており、持っている1TB HDDの空き容量が殆どないため4TB HDDを2台新たに購入した。WD、SEAGATEの中で比較的安価だったST4000DM004を購入。2台で合計¥16,072だった。

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WD製のWD40EZRZ-RT2と迷ったが、キャッシュが64MBだった(BarraCudaは256MB)こと、購入時にAmazonの在庫がなかったことから、BarraCudaを選択。ただこれが失敗だった。4TBクラスの最新HDDはもう全てSMRだと考えていたが、WD40EZRZ-RT2は例外的にCMRだったようだ。

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Seagate ST4000DM004 (シングル)

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WD WD10EZEX (シングル)

  こちらがST4000DM004と現在使用中のWD10EZEXのCrystalDiskMarkの結果。5年前の1TB CMR HDDと比較して、少なくともシーケンシャル性能は1.5倍程度に向上しているようだ。ただWD10EZEXは空き容量が殆どない状態で計測したため、性能が低下していた可能性も否めない。
 

 大学の成績に関わる重要なデータを保存するため、これを機にRAID1も導入した。初期コストの高さと、Masterbox Lite 5の3.5インチベイ数の都合上、RAID5の導入は見送った。当初はZ390 Pro4のチップセット機能を利用する予定だったが、設定の煩雑さや近いうちにマザーを交換する予定であることから、今回はWindows10 Proのミラーリング機能を利用した。

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ST4000DM004 (RAID1)

こちらがRAID1設定時のST4000DM004のベンチ結果。読み出しは2台のHDDから分散して行うことから、リードのスコアが大幅に向上していることがわかる。

  また折角の機会なのでRAID0のベンチも測定した。ST4000DM004のRAID0のスコアと、比較としてSATA3 SSDのスコアも以下に示す。

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ST4000DM004 (RAID0)

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Crucial MX500 (SATA3 シングル)

RAID0は読み書きともに2台のHDDに分散して行われるため、全体的にスコアが2倍程度に向上していることがわかる。シーケンシャル性能はSSDの約7割のスコアとなっているが、ランダム性能はSSDに遠く及ばず、HDDの限界を感じる結果だった。

  ちなみにRAID0はWindows10 Homeでも利用することができるが、SSDが普及した現在では利用価値はあまりないかもしれない。

 

【総評】

  最新の大容量HDDはほぼ全てSMRだと思い込んでおり、購入前によく調べなかったのは失敗だった。ただ、SSDが普及した現在ではSMRであることは大きな問題にはならないと思われる。またRAID1でリード性能の向上、RAID0ではリードとライトの性能向上が確認できた。ただランダム性能はSSDに全く及ばない結果であり、SSDの代替とはならないことも確認できた。

 

 

 

2021/5/16 追記

以下が容量を空けた状態でスコアを再計測した結果。やはりWD10EZEXとST4000DM004に性能の差はなかったようだ。

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WD WD10EZEX (再計測)