2021/02/21~24 Patriot Viper Steel購入&SPD書き換え(SPD編集)
2021/02/21~24
現在使用しているPCの構成がi9-9980HK ES(≒9900K)、RTX 3070、DDR4-3200 8GB x2 (2400MHz CL12運用)となっているのですが、CPUやGPUに対してメモリの性能がいまいち低い感じ。現状16GBでもあまり困ってはいませんが、バランスが悪いのでメモリを新調して32GBにしました。今使っているCorsairのメモリを買い足して8GB x4という構成にしても良いのですが、どうやら同一型番でSamsungとSK Hynixのチップを使った2種類の個体があるようなので諦めました。今持っているSamsung製とは異なるSK Hynix製の個体が届いても困りますからね。
購入したのは以下のメモリ、Patriot Viper Steel DDR4-3600 16GB x2です。私が購入した時点では¥15,980で、6%OFFクーポンを適用した最終的な価格は¥15,021でした。メモリが高騰し始めている時期のせいか、値動きが結構激しいようです。
今までPatriotの製品はSO-DIMMか低価格SSDしか使ったことがなかったので、一度デスクトップ用メモリを買ってみたいと思ってたんですよね~。しかも全般的にPatriotは値段が安いのが特徴。DDR4メモリの中ではかなり安価かつヒートシンクのデザインも良いのが嬉しいポイントです。同じシリーズで4133MHzのモデルも存在するので、チップの素性(同じチップではないでしょうが)や設計などもそれなりに大丈夫だと思われ。粗悪チップをヒートシンクで隠して超格安ゲーミングモデルに仕立て上げている中華製品とかよくありますからね...
上で色々書きましたが、そもそも魔改CPUを使っている私のPCは2400MHz以上のメモリクロックでは動作しません。これは魔改CPU固有の問題なのでどうにもなりませんし、メモリ購入前からわかっていたことです。というわけで、メモリのクロックを2400MHzに固定してタイミングを詰めて運用する予定でした。ただ実際のところは・・・起動すらしませんでした。これはメモリの定格クロックが2400MHzを上回る2666MHzだったのが原因でした。Patriotの製品ページで定格クロックに関する記載が見つからなかったので2133MHzだと思い込んでいたのですが、どうやら2666MHzだったようです。同シリーズの3200MHzモデルと3733MHzモデルの定格が2133MHzだという情報をAmazonのレビューで見ていたので、3600MHzモデルも定格は2133MHzだろうと考えていたのですが、予想が外れたようです。
とはいえメモリには複数の定格クロックの情報がSPDに書き込まれているはずなので、2666MHzで起動に失敗した場合は2400MHzか2133MHzで再起動されるはずなんですけどね。下の画像は今回購入したメモリのSPD情報です。2666MHz(1333MHz)から1333MHz(667MHz)までのクロックが記録されていることがわかります。
一般的なPCであれば、2666MHzで起動が失敗した場合は次にクロックが低い2400MHzで再起動。それでも起動しなければ2133MHzで再起動・・・(以後1333MHzまでループ)という機能があるはずです。ただ2400MHzで再起動されないようなので、魔改CPUや改造BIOSを使用している私のPCではその機能が上手く働いていないようです。
なんやかんや試行錯誤した結果、2666MHzのSPD情報の削除に成功しました。念のため2400MHzも同時に削除しておきました。これで無事2133MHzが起動できるようになりました。
タイミングについてはDDR4-2400 13-15-15-30で安定運用できています。これまで使っていたCorsair製メモリのDDR4-2400 12-14-14-28に比べると若干劣りますが、容量が倍の32GBなのでまぁ良いでしょう。
SPDの書き換え方法については他サイトの情報が10~15年前とあまりにも古かったので、備忘録として後日別記事として纏めたいと思います。ちなみにこの記事と書き換え方法の別記事については他人が参照することを考慮して、文体を他の記事とは変えてあります。統一性に欠けるかとは思いますがご了承ください。