電電学生の脳内メモ帳.

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2020/12/18 魔改CPU 9980HK QQLS 到着

2020/12/18

 ※これは個人的な趣味の記録のために書いている日記です。他者が読むことは想定していませんのでご了承ください。稚拙な文章や内容の誤りを多く含みます。また個人が特定できる情報が含まれていることがありますが、知り合いがこのブログを見つけてしまった際はスルーしていただけると助かります。

 

  先日AliExpressにて注文した魔改CPU QQLSが到着した。以下が外観画像。

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魔改CPU QQLS 外観

QL3Xには無かった金属板が上部についているが、これはコア欠け防止用のカバーだろうか。QL3Xよりもダイサイズが大きくコア欠けしやすいことから、このような保護カバーが付属していると思われる。

  QQLSの仕様はCoffeelake Reflesh 8C/16T 最大ブーストクロック4.4GHzとなっており、i9-9980HKあたりのES品を下駄で変換したものだと思われる。今回はこのCPUのベンチマークを行った。PC構成を以下に示す。

 

【PC構成】

CPU:Core i9-9980HK ES QQLS

M/B:ASRock Z170 Extreme4

GPUMSI GeForce RTX 2060 AERO ITX 6G OC

Mem:Corsair VENGEANCE LPX DDR4-3200(2133動作) 8GBx2

Cooler:MasterLiquid ML240L RGB

CASE:Master Box Lite 5

PSU:KRPW-N600W/85+

FAN:MF120R RGB 120mm x3 (ラジエーター用x2、排気用x1)

 

  以下が定格時のCinebench R15のスコア。

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Cinebench R15 QQLS (定格)

 マルチ1615cb、シングル181cbとなった。最大ブーストが4.4GHzであることを考えるとシングルはともかく、マルチは若干低いスコアとなった。9980HKのTDPは45Wなので、95Wの9900Kなどよりブーストの継続時間が短いためだと考えられる。(※2021/1/20追記 再度よく確認したところAll Core最大ブーストは3.9GHz程度だったので、主な原因はこちらだと思われる。)

  QQLSは倍率ロックフリーなので、Intel XTUでAll Core x47 1.30Vに設定した。そのときのCinebench R15のスコアを以下に示す。

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Cinebench R15 QQLS All Core 4.7GHz 1.30V

マルチが2012cb、シングルは203cbとなった。9900Kは2000cb/220cb程度なので、なかなか妥当なスコアではないだろうか。ただ4.7GHzにOCした状態でOCCTを掛けていたところ、問題が発生した。

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上からCPU使用率、クロック、コア温度(最大値)、パッケージ温度のグラフ

負荷を掛け始めてから数分でクロックが急激に低下し、ベースクロックの2.1GHzまで低下する現象が発生した。通常のサーマルスロットリングのようにクロックが緩やかに低下するなら問題は少ないが、ベースクロックと最大クロックを往復するような状態となってしまった。OCによって無理やりクロックを上げた結果、何らかの安全装置が働いたと考えられる。次回以降では、この安全装置が働いた原因の特定と、その解決に取り組もうと思う。

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